コパノリッキー(欧字名:Copano Rickey、2010年3月24日 - )は、日本の競走馬・種牡馬。
主な勝ち鞍は2014年・2015年のフェブラリーステークス連覇、JBCクラシック連覇、2014年・2016年・2017年のかしわ記念、2016年の帝王賞、2016年・2017年のマイルチャンピオンシップ南部杯連覇、2017年の東京大賞典。日本調教馬として最多となるGI・JpnI競走11勝を挙げた。砂上の千両役者と呼ばれた。
経歴
2歳(2012年) - 3歳(2013年)
2012年12月の新馬戦でデビューし8着。翌2013年1月の未勝利戦で初勝利を挙げると、続く500万条件にも勝利し連勝。ヒヤシンスステークス3着を挟んで伏竜ステークスに優勝すると、続く兵庫チャンピオンシップを6馬身差で圧勝し、重賞初勝利を挙げた。その後東京優駿(日本ダービー)へ向かう予定だったが、右前トウ骨の骨折が判明、全治6ヶ月と診断され、休養に入った。
4歳(2014年)
2014年はGI初出走となるフェブラリーステークスから始動。ケイアイレオーネとの抽選を潜り抜けての出走であり、16頭立ての最低人気とまったく評価されていなかった。レースでは2番手を追走し、最後の直線で先頭に立つと追い込んできたホッコータルマエを振り切り半馬身差をつけて優勝。鞍上の田辺裕信とともにGI初勝利を挙げた。単勝最低人気の馬が平地GIを勝利したのはJRA史上3度目(障害競走のJ・GIを含めると史上4度目)である。単勝2万7210円は、1989年エリザベス女王杯のサンドピアリスに次ぐGI史上2番目の高配当となった。
その後は5月5日の「第26回かしわ記念」へ挑戦、勝利した。コパノリッキーは出遅れるも、馬群の外へ回り3コーナーで仕掛け4コーナーで先頭集団まで並び掛けると、直線では他馬を圧倒する伸びを見せ勝利した。ムチは2発入れたのみであった。馬主である小林の誕生日でもあり、騎手の田辺はちょっとしたプレッシャーも感じつつも勝利で飾れたことに安堵した。今回の勝利により、フェブラリーステークスの勝利を「フロック」と見做されていたコパノリッキーへの視線が改まる事になったと、web Furlong 2014で記事を起した斎藤修は評している。斎藤は続けてコパノリッキーを「向こう何年かのダートGI/JpnI戦線で中心的存在となることは間違いないだろう」とも評している。
その後は11月3日に「第14回JBCクラシック」へ挑戦、勝利を収めた。騎手の田辺は「ずっと強いと思っていたから、『強いですね』と聞かれても、そうとしか言えない」とコパノリッキーへの信頼を改めて示した。調教師の村山は「潜在能力は高く、もう1つランクアップできると思います。」とコパノリッキーの更なる成長を期待した。
5歳(2015年)
2015年は武豊が騎乗して東海ステークスから始動。4コーナーで先頭に立つとそのまま4馬身差をつけて優勝した。連覇を狙ったフェブラリーステークスでも2番手追走から逃げるアドマイヤロイヤルをかわして先頭に立つと、追い込んできたインカンテーションを半馬身抑えて優勝、フェブラリーステークス史上初の連覇を達成した。後日、レース中に左橈骨遠位端骨折を発症していたことが判明。全治については6か月程度と報じられた。
6歳(2016年)
かしわ記念・帝王賞・マイルチャンピオンシップ南部杯のJpnI3勝。
7歳(2017年)
引退レースとなった東京大賞典は好スタートからハナを奪って道中マイペースの逃げに持ち込むと直線でも後続を引き離し、最後はサウンドトゥルーの追い上げを振り切りって歴代最多のGI・JpnI競走11勝目を挙げるとともに有終の美を飾った。翌2018年1月6日に京都競馬場で引退式が行われ、1月10日付で競走馬登録を抹消された。引退後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りした。
競走成績
以下の内容はnetkeiba.comの情報に基づく。
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
種牡馬成績
2018年にブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入り。初年度種付け料は80万円(受胎条件)・120万円(出生条件)、種付け数は194頭となった。
2021年に初年度産駒がデビュー。血統登録されたのはこの年の新種牡馬として最多の138頭。この年最初の2歳戦である4月14日の門別第6競走・JRA認定フレッシュチャレンジをラブミードールが勝利して新種牡馬の初勝利第1号となった。同年9月26日には中京競馬場第2競走でコパノニコルソンが勝利してJRAでの産駒初勝利となった。
主な産駒
地方重賞優勝馬
- 2019年産
- ファーストリッキー(2021年金の鞍賞)
- エコロクラージュ(2022年園田オータムトロフィー、楠賞、2024年兵庫ゴールドカップ)
- 2020年産
- セブンカラーズ(2022年ゴールドウィング賞、2023年スプリングカップ、東海クイーンカップ、東海ダービー、2024年お松の方賞、2025年若草賞土古記念)
- 2021年産
- シンメデージー(2024年土佐春花賞、西日本クラシック、西日本3歳優駿、土佐秋月賞)
- 2022年産
- ブリスタイム(2024年ネクストスター笠松)
- ジュゲムーン(2025年ネクストスター西日本)
その他
- 2021年産
- テーオーパスワード(2024年伏竜ステークス、ケンタッキーダービー5着)
血統表
- 主な近親はフライアーズカース#主なファミリーラインを参照。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 人気二桁番台でGI級競走を制した競走馬
- ノアノハコブネ - 1985年優駿牝馬(21番人気)
- サンドピアリス - 1989年エリザベス女王杯(20番人気)
- ダイユウサク - 1991年有馬記念(14番人気)
- タケノベルベット - 1992年エリザベス女王杯(17番人気)
- メジロパーマー - 1992年有馬記念(15番人気)
- ダイタクヤマト - 2000年スプリンターズステークス(16番人気)
- ノーリーズン - 2002年皐月賞(15番人気)
- ヒシミラクル - 2002年菊花賞(10番人気)
- イングランディーレ - 2004年天皇賞(春)(10番人気)
- ヘヴンリーロマンス - 2005年天皇賞(秋)(14番人気)
- ピンクカメオ - 2007年NHKマイルカップ(17番人気)
- クィーンスプマンテ - 2009年エリザベス女王杯(11番人気)
- ビートブラック - 2012年天皇賞(春)(14番人気)
- マイネルホウオウ - 2013年NHKマイルカップ(10番人気)
- サンビスタ - 2015年チャンピオンズカップ(12番人気)
- ロジャーバローズ - 2019年東京優駿(12番人気)
- キャッスルトップ - 2021年ジャパンダートダービー(12番人気)
- アカイイト - 2021年エリザベス女王杯(10番人気)
- ドゥラエレーデ - 2022年ホープフルステークス(14番人気)
- ファストフォース - 2023年高松宮記念(12番人気)
- ペプチドナイル - 2024年フェブラリーステークス(11番人気)
- テンハッピーローズ - 2024年ヴィクトリアマイル(14番人気)
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ、Racing Post
- コパノリッキー - 競走馬のふるさと案内所




